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経管栄養

経管栄養

乳幼児期に哺乳力が弱く経管栄養を必要とする場合があります。赤ちゃんが自分の力でお母さんのおっぱいを飲むことは、実はとても体力を使うため、小さく生まれることが多いこの子たちにとって、大きくなるためには上手に経管補助を受けることは、とても大切なことになるかと思います。
とはいえ、お母さんは搾乳をしなければならず、また小さな赤ちゃんの鼻から直接胃袋に管を通すため、管を通すときや、テープを顔に貼ることは心が痛み、とても辛いきもちになることがあるかと思います。出産直後の精神的、体力的にも落ちているときに作業が増えることはお母さんの負担も大きいです。お子さんにより、吐きやすいこともあり、せっかく注入した母乳が全部出てしまったり、経管も一緒に吐いてしまったりすると、また挿入し母乳を注入する事の繰り返しになる場合もあるかもしれません。
しかし、確実に大きくなってきてくれる我が子を見ると、やはり必要なことだったのだと理解することができます。吐きやすいことも体が大きくなるにつれ、回数が減ってきますし、離乳食との併用で口からの摂取が増えてきます。経管摂取でも、離乳食は食べられますし、逆に離乳食になった方が飲み込みが上手な場合もあるようです。それでも量をたくさん撮ることは難しいかもしれませんので、一さじずつでもいろいろな味をこの時期に試しておくと、後々好き嫌いが減るような気がします。また、一つだけ良いことがあるといえば、経管摂取の間は投薬を嫌がることがないので非常に楽ということです。
うちの子の場合は、専門病院で生後4日目から1ヵ月入院している間に経管栄養の手順、時間、量など、NICUの先生やスタッフの方と話し合い、家に帰ってもお母さんも、赤ちゃんも大丈夫だね!となるまでしっかりサポートしていただきました。また、退院後も定期的にPTの先生に哺乳の指導や総合的に体の成長を見ていただきました。経管栄養から離脱するときには、感慨深いものがありました。

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