コミュニケーションにおいては個人差がみられますが、人の話すことは難しいことでなければ、ほぼ理解していることが多い様子です。基本的に5p-の症候群の子たちは、人が好きで、それぞれに毎日を楽しんでいる様子です。
言語指導においては、医療(療育)機関や地域によって方針の違いはあるようですが、年齢や個々の課題に合わせた取り組みをしています。一度、関わってみると良いと思います。
音声言語による発語が少ない場合でも、マカトン法などのサイン言語やコミュニケーション・ツールの使用などの代替的な方法をも日常生活に取り入れることを通して、意思表示も豊かになり、周囲とのやり取りをすることができるようになります。
子どもの伝えたいことが分かると、とても嬉しいものですよね。先ず、学校や通所先などの活動の場とご家庭とで連携をし、本人のコミュニケーションを積み重ねていくことが大切です。コミュニケーションの力を身につけていくというのは、とても地道で長い時間を要しますが、伝えたいという気持ちを育みながら、本人のペースに寄り添いつつ、周りとのやり取りや意思決定が出来るようにしていきたいものですね。
毎日の生活の中での様子や取り組みなどについては、会報や交流会などで聞いてみると、参考になることもあると思います。